誕生日を知らない女の子
2014.04.09 21:11|読書|
筆者は虐待を受けた子の育ち直しの場であるファミリーホームに密着。
心の傷と闘う子どもたちと里親たちのルポルタージュです。
2013年第11回開高健ノンフィクション賞受賞。
虐待が子どもの脳を変質させるほどの後遺症を与え、
その心を壊していくか。
心の傷と闘う子どもたちと里親たちのルポルタージュです。
2013年第11回開高健ノンフィクション賞受賞。
誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち (2013/11/26) 黒川 祥子 商品詳細を見る |
虐待が子どもの脳を変質させるほどの後遺症を与え、
その心を壊していくか。
虐待の報道がなされるたびに親を非難する声があがりますが、
何より先に必要なのは、
親元という養育不全の現場から一刻も早く子どもを引き離し、
保護すること。
子どもに安心できる日常と、養育者との愛着関係と、
好ましい生活習慣を与えること。
著者は被虐待児について事前に知識を仕入れることなく、
一般女性のまっさらな目線で取材に臨んでいます。
素直な気持ちのゆらぎが重いテーマを優しく包む好著です。
何より先に必要なのは、
親元という養育不全の現場から一刻も早く子どもを引き離し、
保護すること。
子どもに安心できる日常と、養育者との愛着関係と、
好ましい生活習慣を与えること。
著者は被虐待児について事前に知識を仕入れることなく、
一般女性のまっさらな目線で取材に臨んでいます。
素直な気持ちのゆらぎが重いテーマを優しく包む好著です。