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経済成長なき幸福国家論

2018.08.22 13:22|読書
「AIでイノベーションが起きれば少子高齢化でも経済成長は可能」
という論調がまかり通っていますが、
どうも懐疑的な私。
そこで『里山資本主義』『デフレの正体』の藻谷浩介と、
大阪大学教授で劇作家の平田オリザの対談です。



必要なのは就職能力より転職能力。
沈没する船を捨てても生きる力。
成功事例、おもしろい人の事例、おもしろいナリワイの事例、
幸せに生きている人の事例・・・をとにかくたくさん、
小さくでいいから「見える化」して、
それを探している人たちがそこに触れて、
その人たちが実践し、
その後ろ姿を子どもたちに見せていく(P182  高坂)

 
学校教育は正規分布に基づく相対評価。
成績のいい人も本当の自信を得られたわけではない。
他人からの評価の奴隷、権威からの承認、
自分よりだめな人が存在することの反作用としてしか自己を肯定できない。

(都会では)それぞれが意識を高く持ってやっているので、
すぐ自己主張のぶつけあいが始ったりします。
・・・みんなが参加して共同で何かを作ることがなかなかできません(藻谷、P162)
ちょっとかき回したくらいではすぐに分離してしまうドレッシングみたいな感じ。


地方でのアドバイザー仲間との活動はまとまりもよくて楽しかったけれど、
東京にきたら違ってたのは、競争社会のなかで、
「それぞれが意識を高く持ってやっている」からだったのか・・・

テーマ:政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル:政治・経済

Comment

No title

おはようございます。

経済成長しているからってそれで国が潤うわけではないし、ましてそれが国民に充分還元されているかが不透明ではホントに幸福かどうかは微妙です。未だに日本は経済成長こそ正しいという意識が強く、そこから成熟するという意識が薄いから、ホントに発展してるかすら微妙です。

学校教育は正規分布に基づく相対評価、ハッキリ言って周りの目を気にする。自分より下の者を捕まえて優越感を振りかざして自己肯定するという価値観がまかり通ることは問題ですし、他人と比較して優劣を決めつけるなんて意識は差別と偏見以外の何物でもありません。これでは人間性が成熟しないだけです。いわゆる「高学歴モンスター」に当てはまる症状だ。

アジシオ太郎さま

価値観の変革はまず形から。制度改革が必要だと思います
学歴による差別、というか分断については、読み終えたばかりですが「日本の分断」という本がおもしろかったです。
近くアップしますね。
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専門は子育て&消費生活。
相談をうけたり、話をしたり、
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