FC2ブログ

ローカリズム宣言

2018.09.10 13:42|読書
経済成長から定常経済へと銘打って、
内田樹センセイはこう言っています。
求められるのは「リーダーシップ」より「いい人」であること。(P171)


必要なのは、近くに住む人との近しい関係です。
何か困ったことが起きたら駆けつけられる、
あまったお惣菜を届けに行ける、
急な用事のときに乳幼児を預けに行ける。
徒歩で5~6分くらいの範囲で地域共同体があれば、だいたいの用事は片付きます。

岡田斗司夫さんと対談したときに、
「これからの社会的能力として最優先されるのは『いい人であること』という話を聞きました。
・・・能力とかリーダーシップというのは「ひとりでも生きていける」能力です。
集団を形成するために必要なのは、そういうタイプの強さではなく、
むしろ「仲間がいないと生きていけない」という弱さだからです。
自分の弱さを自覚している人だけが共生できる。
でも、弱さをカミングアウトできるためには「心の広さ」が必要です。
・・・心の狭い人は均質な集団しか作れない。
・・・集団はメンバーの資質や能力が多様であればあるほど危機的状況には強い。
そしてそういう集団の成員たちは、ひとりでは生きていけない。
ひとりでは生きていけない人たちによって形成されている集団が最強である。
これは論理的には当然ですね(P174)

定常経済が成り立つためには、
「どんなことがあっても次世代に残さなければならないもの」
をわれわれは先人から託されているという使命の自覚が必要(P67)

「自分がどれだけ成長できるか」で職業を選べ(P270)
仕事をすることのほんとうの意味は、
それによって自分自身が「変わる」ということにあります。
何を成し遂げたかということよりも、
それをしたことを通じて自分の見識が広がり、
知己が得られ、感受性が豊かになり、人間としての深みを増した。
それが働くことの本義だと僕は思います。


仕事を結婚や育児に置き換えてもOK。
「○○ってどういうことなんだろう」という根源的な問いを抱え込んでいることが、生きること。
知性的であるというのはものを知っているということではなくて、
自分はわかるようになるためにはどこに不具合があるかを調べて、
わかるようにできる可塑性と復元力のことでしょう。






テーマ:気になる本をチェック!!
ジャンル:本・雑誌

Comment

非公開コメント

| 2019.01 |
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

ちかおばちゃん

Author:ちかおばちゃん
生活コミュニケーター。

専門は子育て&消費生活。
相談をうけたり、話をしたり、
物を書いては生業としています。
(コメントは承認後反映されます)

最近の記事

最近のコメント

カテゴリ

月別アーカイブ

最近のトラックバック

FC2カウンター

ブログ内検索

リンク

ページトップへ