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人間の未来 AIの未来

2018.09.13 19:47|読書
iPS細胞の山中伸弥とと国民栄誉賞棋士羽生善治。
ジャンルの違う知性が織りなす対談集です。

山中先生が羽生先生に質問します。
人間にできるけどAIにできないことは何ですか?、
対局のとき、棋士はまず「直観」を使う。
直観とは、学習や経験の集大成が瞬間的に現れたもの。
次に「読み」。論理的に未来をシュミレーションする地道な作業。
そして「大局観」。最初から現在までの流れを総括し、
先の戦略を考える。

若いときは経験も何もないので、ロジカルにひたすら「読む」。
経験を積むなかで直観や大局観が身につき、勘と感性が磨かれてくる。

後から出てくる人の強みは「いいとこどり」ができるところ。
持っている知識量は歳をとっている人のほうがたくさんあるけれど、
若い人は「これはダメ」「これは使えない」と先入観なくバッサリ捨てることができる。
人は、長い時間をかけて勉強したものを捨てることはなかなかできない。
けれども変化の激しい時代には、
どんどん捨てて行かないと時代についていけなくなる。
「思い入れ」を捨てることが非常に大事。


ホントに、60代、70代の消費者団体の人たちに言いたい。
消費者運動が下火になってしまったのは、
自分たちが情熱を捧げた消費者運動への「思い入れ」が捨てられないからなんだって。

将棋が強くなるために最も重要なことは、
「ダメな手がわかる」こと。
ダメな選択肢を瞬時に排除できることは何より大切。
どんなにたくさんの手をもっていても、その中にダメな手が一つでもあれば、
すべて台なしになってしまうから。

なるほど、女が幸せになるためには、
あまたの男の中からだめんずを瞬時に排除できるのが大切ってことか。

将棋で問われるのは、知識力とともに、
未知の局面における対応力。
予想外のことが起こったときにどれだけうまく対応できるか。
AIの得意は「最適化」だけれど、
理由はわからないがこっちがいいという「勘」や、
なぜそうするのか説明ができない「暗黙知」に属することがAIにできるか。

将棋は人生と一緒です。


テーマ:本の紹介
ジャンル:本・雑誌

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専門は子育て&消費生活。
相談をうけたり、話をしたり、
物を書いては生業としています。
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