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がん外科医の本音

2019.12.27 23:02|読書
がん患者の藁をもつかみたい気持ちにつけこんだ偏向本が多い中で、
患者と家族が振り回されないための情報を真摯に伝えようとする熱意を感じました。



先端治療と標準治療の違い、ガイドラインについて、病院の選び方、医師からの説明の受け方・・・
専門用語はほとんど使わず、一般の人にもわかりやすく書かれています。

けれども、著者のお父さんは、
「なるべく検査はしたくない。気づいたら手遅れというのがいい」といって、
著者がどんなに説得しても頑として検診を受けなかったそう。

合理的で論理的な父が・・・と著者は書いているけれど、
私だったら・・・と考えたとき、75歳80歳を過ぎたら、
がんを抱えて生きることの恐れや治療の苦しさ、
日常生活の制限、費用の過大さ、
介護にかかる周囲への負担など諸々を考えると、
実はとても合理的かつ論理的な見識といえるのかもしれません。
もちろん自分がその年齢になってみないとわからないことですけども。

自分や家族ががんになったとき適切に動けるように、
教養として読んでおくことをおすすめしたい本です。



テーマ:医療・病気・治療
ジャンル:心と身体

タグ:がん

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専門は子育て&消費生活。
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