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女性のいない民主主義

2019.12.17 23:25|読書
世界経済フォーラム(WEF)が17日、
各国の男女平等の度合いを調査した2019年の「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しました。
日本の順位は153カ国中121位で過去最低。
当然ながら先進主要国首脳会議参加国(G7)でも最低、
日本の前後には中東やアラブ諸国が並んでいます。

フィンランドでは先日世界最年少34歳の女性首相が誕生しました。
他の4党と連立政権を組んでいて、
5党の党首は全員女性、うち4人が35歳以下です。

一方、日本の民主主義は、まさしくこれ。



増え続ける国家債務も進展する少子化も、
「女性を含めた」民主主義が機能していたらこんな結果には至っていないと思うよ。


日本に女性議員が少ないのは、政党が女性候補者を擁立しないからで、
立候補数が多ければ当選者数も多くなる。
女性指導者の多くは野党から誕生するけれど、
自民党が圧倒的な優位にたつ現状では、
自民党側に女性候補を急激に増やす誘因はない。

桜を見る会」問題も幕切れにさせられそうだけど、
首相が女性だったら、自民党幹部に女性が大勢いたら、
こうした問題は起きてないと思う。

たとえばマイクロファイナンスの借主の多くは女性で、
地位の低い女性へのエンパワーメントという意味合いももちろんあるけど、
男性はお金が手に入ると飲み食いや賭け事にすぐ使ってしまうのに対し、
女性は生活を守るために節約し、
他のメンバーに迷惑をかけないよう律儀に返済しようとするかららしい。
女性なら「桜を見る会」に税金から大盤振る舞いなんて考えられないと思う。

ジェンダーは争点ではなく、女性と男性の関係を指す視点。
「個人的なことは政治的なこと」というフェミニズムのスローガンは、
男性が公私二元論の中でフタをしてきた家庭内ハラスメント、8050問題、児童虐待などをあぶりだします。

男女の不平等が政治の論点に上ってこなかったのは、
ジャーナリストの多くが男性であるマスコミがアジェンダ設定を行ってこなかったから。
また、政治家に圧力活動を行う利益集団の指導者の男女比は、
経団連    59:1
JA全中    29:1
日本医師会 13:1
いずれも女性は紅一点のお飾りです。

会議や討論の場での男性の特徴は、
マンスプレイニング(一方的な発言)と、
マンタラプション(発言の遮断)と
ブロプロプリエーション(発言の横取り)。
あるあるです。
それらは女性の発言の機会を奪い、
男性の意見が採択されやすくなるばかりでなく、
女性が争点を提起する機会自体が封じられることを意味する。

いまパートナーシップ制度がおおはやりで、
先進的と自認する自治体ほど率先して導入してるけど、
市議会議員や区議会議員の男女比をみると圧倒的に女性が少ない。
障害者やLGBTへの施策は票になるけど女性はならないから?
首長の資質としてどうなのかと思います。

関連過去ログ↓

暫定税率復活 2008.4.30
野田第二次改造内閣 2012.6.17
朝まで生テレビ 2012.2.26
国会へ行こう 2019.8.31



テーマ:政治 政党 市民 投票 選挙 政治参加
ジャンル:政治・経済

タグ:安倍内閣 桜を見る会 自民党 女性首相 民主主義 ジェンダーギャップ指数

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