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集団読み聞かせに向かない本

2009.08.31 20:08|未分類
いじめ、障害、性、死、養子、戦争・・・・

近頃、社会的なテーマを扱う絵本
たくさん出版されているようです。
大人の価値観の押し付けではなくて、
絵と文章のちからで自然に深く心に残る、
質のよいものがたくさんでています。

先生からも、
授業で読み聞かせに入るときには、
テーマ性の強い本をリクエストされることがあります。

でも、こういう内容は集団読み聞かせには向かないと思う。
こういう本は、自分の子どものためだけに、
親が布団の中やひざの上で、
ぬくもりと安心を与えながら読んであげたほうがいい。
子どもが感じる不安や、かなしみや、やりきれなさに、
どれだけでもつきあえるから。

集団読み聞かせのおばさんや学校の先生では、
そこまでのフォローはできない。
子どもの心に波紋を広げたまま、
読みっぱなしになってはいけないのです。

私のお気に入りの本を2冊紹介します。
これは学習障害を扱った絵本です。

ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)ありがとう、フォルカーせんせい (海外秀作絵本)
(2001/12)
パトリシア ポラッコ

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静かな反戦の本。訳者はタケカワユキヒデさんです。
Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ)Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ)
(2001/02)
ジェーン カトラー

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どちらも小学校中学年から。高学年でもいいと思う。
うちは6年生になっても、
たまに布団の中で本を読んでやったりしてましたっけ。






テーマ:絵本
ジャンル:本・雑誌

タグ:絵本読み聞かせ学習障害反戦

Comment

No title


こんにちは。

『子どもの心に波紋を広げたまま、
読みっぱなしになってはいけない』

道理ですね。

成長を促すにあたっては、ずっと手を繋いで
引っ張ってやるというのは、ちょっと違うでしょうが、
子どもが不安で手を伸ばした時には、そこに繋げる手が
ないといけないのだな・・・そんな風に感じました。


eiさま

私が絵本に目覚めたのは、
子どもの小学校でPTAの読み聞かせサークルに誘われてからでした。

こんなに素晴らしいものなら、もっと早く、
子どもがちっちゃな赤ちゃんのときから、
いっぱい読んであげればよかったです。

eiさんのところは今、ちょうど絵本エイジですね!
お父さんの声って、お母さんにはない趣があるんですよ。
民話とか、外国モノとか、おばけ関連とか?
いっぱい読んであげてくださいね。
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